さて、旅のお話第一段は、旅の最初におこったちょっとした事件?
今回の旅は、JALで伊丹〜成田〜パリの空の旅から始まり、ひとりでシャルルドゴール空港に到着。
いつものエールフランスと違って、日本航空は飛行機の中は日本人ばかり、乗務員の話すのも日本語なので、なんか海外旅行が始まった気がしないものですね。
飛行機を降りても、東京からの直行便が着いたところでは、回りも日本人ばかり。
フランス入国手続で交わす言葉も、ボンジュールだけ。フランスをまだ実感できないまま、ターンテーブルで荷物を引き取って、出口へ。
みんな、大きなサムソナイトのスーツケースを転がして、さっさと出て行きます。
係員も立っているだけの様子で、荷物預かりの半券とのチェックをする気配もありません。
私も、当たり前にそのまま通り過ぎようとすると、係員の声が聞こえました!
私に?
振り返ると、「・・・・アレ、・・・トウキョウ?・・・・・・・?」突然耳に入った早口のフランス語です。「?」
前の方で、東京と聞こえたし、乗ってきたのは、珍しく東京からの便なので、反射的に「ウィ」と返事。
東京から来たのかと聞いたのかな?
いや、でも、聞こえた単語は、「来る」ではなく、「行く」だったな、おかしいな?
と、まだ頭はフランスに切り替わっていない私がキョトンとしていると、
続くフランス語は「おみやげ買ってませんか?宝石とか?」
「おみやげ?今来たのに?」
ますますキョトンとしていると、係員は、ちょっと待って、とカードを持って来ました。
そこには、英語と日本語で、「海外で、申告の必要な物を買っていませんか」という意味の言葉が書いてあるではありませんか。
これって、日本へ帰った時に聞かれることだよね〜変だなと思いながら、怪しまれているのかしらとドキドキ。
でも何もヤマシイことはありませんから、笑って「ノン」と答えると、「じゃあ、どうぞ」と通してくれました。
なんで、私だけ?と不可解な思い。
やはり、怪しく見えたのかしら?
それとも、フランス在住に見えたのかな?
それなら、カッコいい〜!
でもあとで、思ったのです。
もしかして、このスーツケースのせい?
私のスーツケースは、日本人の旅行者のトレードマークであるサムソナイトタイプのハードケースではなく、フランスで買ったDELSYのソフトケース。
DELSYはフランスではとてもポピュラーなカバンメーカーです。
日本人はほとんどの旅行者がサムソナイトを持っているでしょう?
私は、軽い方がラクなので、ソフトタイプを愛用しているのです。
係員はスーツケースで、来仏者か在住者かを判断しているのかな〜?
2004年01月24日
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