シテ島でもうひとつ訪れるべき名所は、ノートルダム寺院。
1月初めはまだ建物の前に大きなクリスマスツリーが設置されていました。フランスでは通常、1月の7日か10日くらいまでツリーは飾ってあります。内部を見学した後、裏へ回って、サンルイ橋を渡ってサンルイ島へ。
サンルイ島は、シテ島と並んで「パリ発祥の地」と呼ばれています。セーヌ川の中州で、右岸、左岸、シテ島と橋でつながっています。古くから大貴族や著名人が邸宅を構える最高級住宅地としても知られています。サンルイ島の中央を突っ切るサンルイアンリル通りを歩きました。歩き始めてほどなく、素敵な帽子やさんを発見。一同、早速中へ入り、帽子やショールをお買い物。帽子好きな私も、もちろん購入(写真)
アクセサリーのお店、文具のお店・・・と見ていたらきりがない魅力的な通りですが、半分ほど進んだところで左折して、マリー橋を渡って右岸へ渡りました。
ランチまでに行きたい目的地があったからです。それはあるお菓子を買うこと。
フランスで1月のお菓子といえば、ガレットデロワ。
1月6日の公現節に食べる習わしになっていて、好きな人は1月中は何度も食べる、また1月中は人が集まる度に食べるという、1月にしかないお菓子なのです。お店によっても、地方によっても個性があるのですが、最も一般的なものはアーモンドクリームが入った一見シンプルなパイ菓子で、中にフェーブと呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っています。家族で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人は付属の王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれます。この様子、実は、映画「シェルブールの雨傘」の中に出てくるんですよ。気になる方は是非一度映画を見てくださいね。
散策第1日めはまさに1月6日。この日は、夕食時にガレットデロワパーティをしようと計画していて、渡仏前からどこのガレットデロワを買おうか、色々調べていました。旅行の行程とお店の評判を考えた結果、2010年と2011年にガレットデロワコンクールで入賞しているというお店を見つけてあったのです。
サンポール、ヴォージュ広場を通って、番地を頼りに歩いてみるとすぐに発見!
お店の構えも可愛い感じです(写真)。覗くと、さまざまな大きさのガレットデロワが並んでいます。9人用を見せてもらったら、あまりの大きさにびっくり!5〜6人用で充分ですね。今夜が楽しみ!誰にフェーブが当たるかな〜