サンジャンドリュズは、スペインまで車で15分程度という国境に近い小さな街で、食べ物も建物もバスク文化が香る所でした。鉄道の駅とバスターミナルが近いこともあり、バスク地方を回る拠点に最適です。駅前のホテルに泊まれば、便利この上なし。私は、ここに1泊した後、スーツケースをホテルに預け、山の上のサールとスペインのオンダリビアに1泊ずつして戻ってきました。
戻って1泊した日の夜、ルイ14世が結婚式をおこなった教会で、バスクコーラスのコンサートがあるというちらしを先に見ていたので、行ってみることにしました。
サンジャンドリュズのこの教会は、とても重厚豪華な金細工が美しく、バスク様式なので内部の両サイドにバルコニーがあります。小さい街なので、満員になることはなかろうと思って前売チケットは買っていなかったので、開場前に様子を見に行くと、教会の前は長蛇の列。どこからこんなに人が集まってくるのか・・・と思うほどでした。ちょっと不安になりましたが、とりあえず軽く食事をしてから、開演直前に戻ってみましたが大丈夫でした。当日券のお客さんがほとんどのようでしたし、「日本の方ですか?バスクへようこそ!」と温かい言葉をいただき、中へ。料金はわずか10ユーロ(1400円)
1階席はほぼ満席だったので、バルコニーへ上がってみました。結果、バルコニーの方が全体の様子も見れて良かった。楽器なしのコンサートで、声は想像通り素晴らしく響いて、男声と女声のハーモニーも美しく、素晴らしいコンサートでした。曲はほとんどバスクの伝統曲のようでした。地元の方、観光客が混じっていたと思いますが、皆、酔いしれていました。教会での演奏はやはり音がいいし、おだやかな気持ちになれます。
フランス滞在で、教会コンサートに出会ったら、是非行ってみて下さい。
2014年10月25日
旅行記〜ルイ14世ゆかりの教会で
posted by ゆうき芽衣 at 14:49
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